30代書類選考が通らない【履歴書の本人希望記入欄の誤使用】

30代書類選考が通らない【履歴書の本人希望記入欄の誤使用】

今回は【履歴書の本人希望記入欄の誤使用】について紹介します。

 

 

【本人希望記入欄】という項目なので、多くの人達が誤解をしてしまい、誤った使い方をしているのを見受けられます。

 

 

厳密にいうと、書き方を失敗しているというところでしょうか。失敗した書き方とは、例えば下記のようなものです。

◯転勤不可

 

◯月収30万円希望

『いやいや、これのどこがいけないんだ?』そう思うでしょう。確かに、本人希望記入欄なのですから、一見するとこの様な書き方で良いように思えます。

 

 

ですが、現場の実態としてはあまりお勧めできる書き方ではありません。この書き方をすると、企業側は【絶対条件】という判断をします。

 

 

逆にいうと、なにがなんでも譲れないという事であれば上記のような書き方で良いという事です。

 

 

そうではないという場合は、上記の例でいえば下記のように書き直すと良いです。

 

◯転勤不可 ⇒ 親の介護をしているため、東京での勤務を希望します

 

 

◯月収30万円希望 ⇒ 

 

御社の規定に準じます。

 

現在の年収:350万円

 

*収入の場合は、この2つを両方書いた方が良いです。

 

コツとしては、単に譲れないというだけでは無く『これこれこういう理由があるから希望します』という書き方や、『御社の規定に準じます』といった幅を持たせる書き方をする事です。

 

 

本人は何気なく書いたつもりでも、受け取り側はそうは受け取りませんから、このように幅を持たせた書き方をした方が書類選考は通りやすくなりますよ。

 

 

特に給与面については、記載するなら上記のようにした方が無難です。現在の年収が350万なのに、希望年収で500万円と記載するような方もいます。

 

 

『30代なんだから、年齢に見合った給与にしてほしい』という気持ちからのようです。

 

 

実際、大卒の初任給と大して変わらない金額を提示されることもあり、『ちょっと待ってくれよ』となることもあります。

 

 

気持ちは分かるのですが、内定を勝ち取りたいのであればそこは一度踏みとどまって考えた方が良いです。

 

 

転職エージェント経由で応募する場合、給与交渉については転職エージェントに相談して『どこまで可能なのか?』ということの情報収集もできますから、そこで聞いてみるのも良いでしょう。

 

 

今回は以上です。

 

 

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