30代書類選考が通らない【志望動機はかなり見られている】
今回は【志望動機はかなり見られている】について紹介します。
志望動機とは企業に対するラブレターであり、もっというならばプロポーズと言ってもいいかもしれません。
そう考えれば、応募者が苦心するのも当たり前といえるかもしれませんね。ラブレターやプロポーズが、そう簡単に出来るわけがありませんから。
志望動機は恐らく応募者が考えている以上に、企業側はよく見ています。当たり障りのない表現や、的外れな内容を書くと一発で不採用決定です。
志望動機も20代と30代とでは求められるものが変わります。
今回は30代に求められる志望動機ということに主眼を置いて紹介します。
志望動機のNG集
ここでは1発で不採用確定の志望動機を紹介します。少し、極端な書き方をしていますから、『こういうニュアンスだと駄目なんだな』というようにご理解ください。
◯貴社の将来性に魅力を感じました
具体的にどの部分の事を指しているのか分からない。また、その根拠も不明
◯私のこれまでの経験が、貴社で活かせると思いました
具体的にどの経験どの部分が、どこに活かせるのか分からない
◯貴社で□□について学びたいと思いました
会社は仕事をする場所であり、学校では無い。どのように会社に貢献できるかどうかを書かなければいけない
◯貴社の企業理念に共感いたしました
具体的にどの部分に対して共感したのか?また、その理由が分からない。
◯給与が高く、魅力を感じました
直球でいいが、他の会社でもいいんじゃないの?というように思われる
少し極端な言い回しになりましたが、イメージはできたのではないでしょうか?そのほとんどが曖昧な言い回しで、具体的な事を書いていません。
『うちじゃなくてもいいよね?』
上記のような志望動機はこの様に思われて終わりです。
20代ならともかく、30代以上でこれを書いたらほぼアウトですよ。書類選考を通過することはほぼなくなります。
志望動機に関する3つのポイント
一読しただけで不採用にされない志望動機を書くには、ポイントが3つあります。
①業界の魅力研究
②企業の魅力研究
③職種の魅力研究
あえて【魅力】という言葉を付けました。
志望動機というのは前述のとおり、企業に対するラブレターでありプロポーズです。つまりは、
『あなた(企業)のこういう所(業界・企業の魅力)が好きです!だから、僕と結婚(採用)してください!』
という事なわけです。
そうなるとまずは、何故、魅力を感じているのか(好きなのか)?これを伝えなければいけません。
その為には、とにもかくにも情報収集です。
◯企業のホームページやパンフレットを熟読する
◯社長のブログやFacebook
◯企業のTwitter
◯製品があれば実際に使ってみる
◯転職フェアなどに出展していたらブースに行って話を聞いてみる
◯リクナビなどの新卒採用のサイト
◯転職エージェントに聞きまくる
このような方法が考えられます。
企業理念や事業を見るのは勿論ですが、意外と見落としがちなのが企業の歴史です。
記載の無い企業もあるかと思いますが、掲載されている場合は絶対に読んでください。
その企業がどのように事業を進めてきたのか?その方針や変革の時期がはっきり分かります。
それによって、その企業が何を考えているのか?これからどのように進もうとしているのか?
それらを事業内容と照らし合わせる事で把握することが出来ます。
コツとしては文章というよりも気になった単語を抜き出していくことです。
そして、その抜き出した単語を使って、
①なぜ、この業界・企業に魅力を感じたのか?
②あなたのどのような経験を活かせる(あなたを採用するメリット)と考えているのか?または、活かしたいと考えているのか?
ということを書いてみてください。
あくまでもあなた自身の文章で書くことが大事です。
というのは、採用担当者というのは転職本などに書かれている『志望動機』の例文などを結構読んで知っています。
きちんと考えて書いたものなのか?転職本などから拾ってきた文章なのか?読む方はすぐに分かってしまいます。
志望動機は企業に対するラブレターやプロポーズです。ラブレターやプロポーズを人に頼みますか?
転職エージェントなどにアドバイスを貰うのはいいのですが、志望動機に関してだけは完全に丸投げというのはやらないように注意してください。
今回は以上です。
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