まずは2つの選択肢から方針を決める
転職エージェントみっちーです。
30代フリーター、派遣社員からの正社員へ!【基本戦略】
今回は【2つの選択肢から方針を決める】という事について紹介します。
それでは早速いってみましょう。
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目次
1、35歳転職限界説は本当か?
2、終身雇用制度が崩れて、転職市場は変わりつつある
3、意識を変えてください
4、まずは2つの選択肢から方針を決める
5、なぜ2つの選択肢から方針を決めなければいけないのか?
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35歳転職限界説は本当か?
【35歳転職限界説】
このような言葉があります。
私も転職エージェントとして人材業界に身を置いていますが、正社員、契約社員、アルバイト、パート、派遣社員と雇用形態関係無く、求職者の方々の間でも、かなり気にしている方が多いと実感しています。
『もう36歳なんで、正社員になるのは厳しいですよね?』
『今年35歳になります。正社員の求人にも応募してますが、上手くいきません。やっぱり年齢ですかね、、、』
このような言葉をよく聞きます。
【35歳転職限界説】とは本当なのでしょうか?結論から言うと、現在はあまり実態にそぐわないといっていいでしょう。。
終身雇用制度が崩れて、転職市場は変わりつつある
なぜ、ほぼ実態にそぐわないという事が言えるのでしょうか?
それは【終身雇用制度が当たり前では無くなった】ということが大きな原因の一つです。
一昔前は、1つの会社に勤めて、給与も年功序列で上がっていく。定年まで働いて老後は退職金と年金で悠々自適。このような状態だったわけです。
ですが、不況による経営環境の悪化、国内だけでなく海外の企業との競争による企業体力の消耗等々、終身雇用というものが厳しくなってきました。それによって、
・「早期退職制度の導入」
・「リストラ」
・「給与形態の見直し」
このようなことが、連日ニュースを賑わすようになってしまいました。すると、必然的に転職市場には様々な年代の求職者が溢れるようになるわけです。
終身雇用が当たり前だった時代は、30代以上にもなって転職活動というのは、若干、特異な目で見られることもあったようです。ですが、転職活動をする30代以上の労働者が増える事で、別段、珍しくもなんともなくなったというのが現在です。
実際、定年が明確に設けられていないベンチャー企業が経験を買って、30代以上の人材を採用するケースも多々あります。
もちろん、中には会社全体の労働者の年齢層のバランスが良く取れていて(各年代万遍なく潤っている)、新卒採用か第二新卒採用のみを行い、労働人口ピラミッドのバランスを保つような企業もあります。
ですが、現在は上述の理由で【35歳転職限界説】というのは、崩れつつある状態といっていいでしょう。
意識を変えてください
雇用形態や企業ごとの労働人口ピラミッドのバランスによっては、正直、年齢で落とされてしまうというケースも残念ながらあります。
『これから先、20年後30年後の会社を支える人間を採用したい』
といったような場合は、どうしても新卒~20代前半の人材が採用対象になります。逆に、ベンチャー企業などで
『これから新規事業を立ち上げる。この分野に精通した、経験豊富なベテランが必要だ』
となれば、新卒や20代の人間ではそもそも選考対象にもならないというケースもあります。こんなものは昔からあったと思いますが、昨今の経済環境の変動で、それがより顕著になっただけなのです。
ですから、
『自分は30代だから正社員にはなれない』
といった思い込みを消し去ることを最初に行ってください。
意識改革ですね。
まずは2つの選択肢から方針を決める
意識改革を行ったところで、あなたはようやくスタートラインに立つことが出来ました。
これから転職活動を行うに当たり、まず行わなければいけない事は【2つの選択肢から方針を決める】ということです。
2つの方針とは何か?以下の内容です。
・とにかく正社員になることを目的とする
・あくまでも自分のやりたい仕事で正社員を目指す
この2つです。
なぜ2つの選択肢から方針を決めなければいけないのか?
あとで変更するという事、また同時進行するという事も可能です。ですが、正社員で職を探す場合、非常に負荷がかかるという事を覚えておいてください。
私は正直、あまりお勧めはしません。
詳しい理由は、別の機会に紹介したいと思います。ここでは簡単に理由を説明させて頂きます。
ひと言でいうと、しんどいからです。
何故、しんどいのか?
正社員の採用というのは長期雇用を前提とした雇用であるということから、企業側は応募者のポテンシャルや現在の実力は勿論ですが、それと同じ位に【意欲を重視】します。
この意欲というものをどうやって判断するかというと、もちろん、履歴書の志望動機や面接を通して行います。
どれだけその会社であったり、業界の事をしっかりと勉強しているのか?その中に入ってどのようになっていきたいのか?また、どうやって会社に貢献していくのか?
といったことを応募者の発言から見極めるのです。
その上で、『この人と一緒に働きたい!』と企業側が思った人間を採用します。
つまり、あなたはそれを企業側に思わせなければいけないのです。
その為には、あなた自身がしっかりと【企業研究・業界研究・将来なりたい自分の理想像】というものを、しっかりと準備する必要があります。
これはまた別の機会に紹介しますが、履歴書に記載する志望動機の使い廻しなどもってのほかです。また、職務経歴書も応募する企業に合わせて書き直すのがベストです。
恐らく、これから数十社単位で応募することになるでしょう。その企業ごとに上記の準備をしなければいけないのです。
だから、方針を決める事をお勧めしている次第です。
派遣社員であったりアルバイトなどの場合、顔合わせで志望動機を聞かれることもありますが、どちらかというとどのような仕事を経験してきたか?というスキル的な部分を重要視されます。
もちろん、ケースバイケースですが、正社員での就活と派遣社員やフリーターの就活ではこのように、企業側から見られる部分が異なります。
もう一度、2つの選択肢を見てみましょう。
・とにかく正社員になることを目的とする
・あくまでも自分のやりたい仕事で正社員を目指す
【とにかく正社員になることを目的とする】を選択すれば、正社員になりやすい職種に的を絞ったり、これまでの経験のある職種と同じ職種に的を絞って転職活動できます。
【あくまでも自分のやりたい仕事で正社員を目指す】を選択すれば、それがこれまでの経歴を活かせるものであれば良いでしょうが、そうでない場合はかなりの覚悟をもって臨まなければいけません。
異業界や未経験職種への転職の場合、企業側からはとても疑心暗鬼な目で見られるケースが多いですから、それを覆すための準備にかかる労力が半端ないわけです。
実際進めて頂くと分かりますが、難易度が全然違います。
志望動機や業界研究など、準備する内容が変わってくるので、私はどちらか1つを選択することをお勧めしています。
『とにかく正社員になることを目的とする』のか?それとも『あくまでも自分のやりたい仕事で正社員を目指す』のか?
しっかりと決める事から入ってください。
今回は以上です。
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