30代の正社員転職で、月収を高望みしすぎると選択肢が無くなる
転職エージェントみっちーです。
【30代で正社員になるのは難しい?】シリーズ
今回は<30代の正社員転職で、月収を高望みしすぎると選択肢が無くなる>という事について紹介します。
それでは早速いってみましょう。
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目次
1、収入は事前にしっかりと確認しておくこと
2、転職するだけで年収が上がることは余り無いと考える
3、まとめ
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収入は事前にしっかりと確認しておくこと
『私は35歳だから最低でも年収450万円は欲しいです』
『32歳なのに提示された月収が新卒に毛が生えた程度の金額です。ふざけてますよ。こんな条件では受諾できない』
年齢に応じた収入を貰いたいという、就職・転職希望者はよくいます。
気持ちは分からなくもありません。10年以上の社会人経験がありながら、新卒1年目の人間と大して変わらない給与では、精神的に辛いものもあるでしょう。
ですが、実態としてそのような職場が増えている様な気がします。
そのような状況に直面した時、臥薪嘗胆の気持ちでがんばるのか?『やってられないよ』となって折角出た内定を蹴ってしまうのか?
ただし、私の経験上の話ですが、30歳過ぎての就活・転活において、新卒1年目の人間と大して変わらない給与が提示されるという事は、恐らく未経験の領域(職種、業界)に足を踏み入れているのではないかと思います。
もしくは、その会社の仕組みとして年齢は関係無く、ポジションによってスタートする金額が決まっているのではないかと思います。
いずれにせよ、苦しい就活・転活を通して内定を得た先で提示された月収が、愕然とするものだったということにならないように、やはりそこは人材紹介会社(転職エージェント)にしっかりと確認したり、求人票をよく読みこむことが重要です。
リクナビNEXTなどに掲載されている求人票には、年収のモデルケースが記載されていることがよくあります。
32歳(2年目):年収450万円
このような書き方ですね。これは私としてはせいぜい7~8掛けくらいに見るのが良いと思っています。
人を集めるために、少し高めのモデルケースを掲載している事がよくあるからです。
それと、よく勘違いしている方がいるのですが、これはあくまでも総支給額であり手取りではありませんからね?
求人票に記載されている月収、年収は注意書きでもない限り『総支給額』であり、そこから各種保険料などがひかれる事となります。
気を付けてくださいね。
転職するだけで年収が上がることは余り無いと考える
基本的に転職するだけで収入が上る事は余りありません。
前職時代の収入を配慮した形に収めてくれるケースはよくありますが、基本的には上がらないと考えて良いでしょう。
ただし、派遣社員から正社員になる場合は事情が異なります。
職場によっては派遣社員の方が月収ベースでみた場合、正社員よりも高いケースがよくあります。
ですが、そこに賞与(ボーナス)や昇給が絡んでくると、最初は派遣社員よりも給与が低くても、数年で超えてしまうケースが多くあります。
ですから、現在派遣社員で『うわぁ、正社員になっても今より収入が下がるのか、、、』と求人票を見て驚く事があるかと思いますが、正社員の場合そこに賞与や昇給が絡んでくることを知っておいてください。
また、正社員の場合は派遣社員と異なり、通勤交通費が支給されるケースがほとんどです。全額か?一部か?という違いはありますが、それもかなり大きい点では無いでしょうか?
例えば都心だと、通勤定期が1万円を超えるケースはよくあります。年間で考えれば12万円以上です。これは全額自分持ちです。
人によって見解が分かれると思いますが、少なくとも私は大きい金額だと思います。これが会社負担になるんですよ?
以上のように、転職するだけで年収が上がるケースは少ないですが、その後の
・賞与
・昇給
・交通費支給
といった3点セットを考えた場合、やはり得するケースがほとんどだという事です。
ですから、目先の金額にばかりとらわれずに、先を見据えた見識もしっかりと持って就活、転活を進めてくださいね。
まとめ
今回のまとめです。
●内定が出てから給与で愕然とすることが無いよう、事前にしっかりと調査しておくこと
●派遣社員から正社員に転職する場合、最初の金額は派遣社員の方が高いケースがよくあるが、『賞与、昇給、通勤交通費支給』を考慮した場合近い将来に超えることが多い。目先の金額にとらわれず、長期的視野で見ることが重要
今回は以上です。
ご覧頂き、ありがとうございました。
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